MAIL-02 · SECURITY GUIDE

ビジネスメール詐欺(BEC)対策

最終確認日:

どんな危険がある?

取引先や社長、経理担当者などになりすまして、偽の振込依頼を送ってくる詐欺があります。これをビジネスメール詐欺(BEC)といいます。

例えば、普段取引している会社から「振込先の銀行口座が変更になりました」というメールが届き、指定された偽の口座に送金してしまうケースです。お店やクリニックの仕入れ代金、制作会社・広告代理店への支払いなども、振込依頼を確認する場面です。

攻撃者が実際の取引内容を知っていたり、本物のメールのやり取りに紛れ込んだりする場合もあります。本物のメールアカウントが乗っ取られていれば、メールで返信しても攻撃者につながることがあります。

BECは、主に金銭をだまし取る攻撃です。情報漏えいを伴わず、送金の被害だけが起きる場合もあります。

どうすれば防げる?

  1. 振込先の変更は、金額にかかわらずメール以外で確認する。

    メールに書かれた番号や、相手から新しく指定された連絡先は使わず、以前の契約書・名刺・自分の連絡先一覧などで把握している正規の番号へ電話します。「口座変更の連絡を受けたので確認したい」と伝え、変更の有無と振込先を確かめます。

  2. 急な送金指示でも、いったん止めて通常の確認を行う。

    社長・院長・取引先の名前で届いても、「至急」「秘密で」「今日中」などを理由に手続きを省きません。相手に確認が取れるまでは送金を進めず、社長や上司への確認も以前から把握している電話や対面で行います。

  3. 複数人で確認できる場合は担当を分け、1人の場合も別の方法で確認する。

    高額な送金などは、入力する人と承認する人を分けます。1人で運営している場合も、メールを読み返すだけで終わらず、登録済みの連絡先へ電話し、請求書や過去の取引記録とも照合します。

  4. 本物のメールに返信しただけで、本人確認を済ませない。

    普段のメールの続きに見えても、乗っ取りや偽装の可能性があります。不審な口座変更の依頼にはメールだけで確認を重ねず、別の連絡手段に切り替えます。

  5. 送金してしまったら、まず送金元の銀行へ連絡する。

    銀行の公式窓口へ速やかに連絡し、「詐欺の疑いがある送金」と伝え、送金の停止・キャンセルや組戻しが可能か相談します。振込日時、金額、振込先、受付番号など、手元で分かる情報を準備し、不明な情報があっても連絡を遅らせないでください。その後、警察にも通報・相談します。

  6. メールと送金記録を残し、責任者や運用窓口と確認する。

    不審なメールを削除せず、やり取りと送金記録、気づいた時刻を残します。経営者・店長・院長などの責任者に知らせ、メールアカウントの不正ログイン、知らない転送先や振り分け設定がないか、利用サービスの公式サポートや契約している運用窓口と確認します。乗っ取りの対応はACC-03も参照してください。

組戻しとは、振り込んだお金を戻してもらうために銀行へ依頼する手続きです。必ず取り戻せるとは限らないため、被害に気づいたら速やかに連絡してください。

今日の準備として、支払い先の正規の電話番号と、利用している銀行の公式連絡先を控えます。「振込先の変更は電話で確認してから処理する」といった手順を、実際に支払う人同士で共有しておきましょう。

自分でできるチェックリスト

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機能がない場合や分からない項目は、無理にチェックせず、サービスの提供元や運用担当者に確認してください。

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